育児と仕事の両立を目指す女性は、働く目的を明確にすることが大切です。目的はいろいろ上げられると思いますが、自身の中ではどれが一番なのかを認識しておくことです。

 働けば何が起こるかわかりません。トラブルが起これば気持ちは大きく揺らぎ、辞めてしまいたいと思うものです。気持ちがマイナスになれば、職場や育児でも影響がでてきてしまいます。介護の業界で仕事を続けたいと思うならば、仕事のキャリアアップを目的にするのも良いでしょう。

 福祉は経験の継続が自らを成長させていくので、途中のリタイアは大きなマイナスになってしまいます。また、資格取得などは、期間の期限が付くのでやりがいがもてるでしょう。家庭を大事にしながら、介護現場でも責任をもってこなすことは働く女性の理想です。職場も家庭もバランスよくこなすことが出来れば、悩むこはありません。

 しかしながら、これは難しいことであるとも言えます。子どもが熱を出せば出社は遅れますし、保育園から呼び出しがあれば、早退をしなければならなくなるのが現実なのです。家でも職場でも、やるべきことが次々と出てきて、一日が瞬く間に過ぎ、いつの間にか一週間、一ヶ月が終わってしまいます。何のために働いているのだろうと疑問を持つこともあるでしょう。

 大切なことは、すべてに対して中途半端になることを避けることです。そのためにも、これだけはブレないでやり抜こうという目標を持つと、それが支えとなり多少のミスや手抜きに罪悪感を持たなくなるのです。